導入事例/実績

「帳票はノンプログラミングで作成可能 生産性の差は明らかです」 NDソフトウェア株式会社の事例

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全国14,500ユーザーを超えるユーザを抱えるNDソフトウェア。今回、システム部・開発第2グループ・課長の高橋浩氏に話を聞いた。

NDソフトウェア株式会社:
山形県に本社を置き、介護・福祉・医療分野の業務パッケージソフトウェアの開発や販売、運用サポートを中心に展開している。同社のパッケージソフトウェアは、業務の省力化、円滑化を支えるものとして多くの施設に導入が進んでおり、全国14,500ユーザー(※2011/9末当社調べ)を超える導入実績がある。



・当初はC言語で開発 開発工数や開発までの期間が課題に

 同社のパッケージソフト「ほのぼのシリーズ」は、現場のニーズに応えた高齢者施設・障害者施設・保育園などの福祉サービス事業を支援するトータルソリューションで、幅広いラインアップをそろえている。
 「"ほのぼの"シリーズは、1992年から提供しているパッケージ製品です。当時はMS-DOS版を開発・販売していました。その後、財務会計や給与管理といった基幹系業務から適応範囲を拡大し、措置費請求や勤務表など、後半は福祉施設業務を支援するラインアップをそろえていきました」と語るのは、システム部・開発第2グループ・課長の高橋浩氏だ。
 高橋氏に当時の開発環境について聞くと「開発言語はC言語を使っていました。言語を習得するまでの時間はもちろんですが、開発にも多くの時間と工数をかけていました。今は分業していますが、当時は開発だけではなく、福祉施設にどのような業務があるのかといった情報収集やお客様のサポートも行っていました。それを10人程度の開発部門で行っていたので、非常に大変だったのを覚えています」と当時を振り返った。


・業務効率の向上を目指し GUIの開発ツールへ移行

 「ほのぼの」シリーズの販売台数が伸びるとともに、サポート業務の負担も多くなった。顧客の数に比例して、さまざまなニーズや要望も増加していったという。その声に応えていくには、既存開発環境ではとても対応しきれない。そこで同社は、GUIを使って容易に開発できるツールへの移行を検討し始めた。そしてWindowsの登場を機に、開発環境をC言語からデータベースソフトであるMicrosoft ACCESSとMicrosoft Visual Basicへと移行し、現在は「PowerBuilder」を採用している。
 「当時も基本的なライブラリなどは用意していましたが、開発者の力量やクセなどが要因となり、担当者の"色"がでていました。品質にもばらつきがありましたね。言語の習得にかかる期間や開発工数も多く、開発者を育てて製品にするまでの時間もかかっていました。また、ACCESSとVisual Basicの組み合わせは、開発のための統合環境がないという問題もありました。"PowerBuilder"に移行してからは、それらの課題も解決できました」と高橋氏は語る。


・帳票はノンプログラミングで 作成可能

 「PowerBuilder」は、ほかの言語を扱った経験があれば、1ヶ月程度で基本的なプログラミングができるようになるという。「データウィンドウ」機能を活用すれば、帳票などもノンプログラミングで構築できるようになる。
 「帳票は業務に欠かせないものです。特に"ほのぼの"シリーズは、多くの帳票に対応しています。帳票出力のためにプログラミングを組むのはとても大変な作業で、例えば、データベースからデータを取得し、指定した形式で印刷するためには、多くの開発工数が必要です。しかし"PowerBuilder"は、データウィンドウ機能だけで完結してしまいます。画面も簡単にできますし、短時間で効率的に開発できますね。もちろん、簡単なスクリプトを追加することもありますが、ゼロからの開発に比べると、その生産性の差は明らかです」と高橋氏。
 確かに業務において帳票は欠かせない。それは福祉が特殊ということではなく、業種・業態を問わず、共通だ。市場では「帳票」だけを扱うソリューションもあり、多くの企業がそれらのソリューションを導入している。それは、業務にとって帳票が欠かせないことの証左といえるだろう。帳票を扱うシステム開発も非常に困難を極める。だからこそ、帳票ソリューションを導入するのだ。
 しかし、「PowerBuilder」は、難なく帳票を扱うことができる。帳票を扱う企業にとって「PowerBuilder」でシステム開発すれば、これまで以上にスピーディーかつ容易にシステム開発できるようになる。
 品質についても大きく向上した。同社の場合、「PowerBuilder」で開発を進める前に、ライブラリの作り込みを行っている。そのライブラリを活用すれば、一定以上の品質を保てるようになる、というのだ。さらに、ライブラリを活用することで、余計な開発工数がかからなくなる。品質の向上とともに、開発スピードの向上にも寄与している。
 最近では、Webアプリケーションの開発などで利用されるJAVAや.NETといったワークフレームを利用すれば同様の環境を手に入れることが可能だ。


・開発の幅も広げ、保守性も高い利用するメリットは大きい

 「"PowerBuilder"は、クライアント-サーバ環境でのアプリケーション開発など、これまでの開発の幅を広げてくれました。最近のトレンドであるWebアプリケーション開発という部分では、ほかのフレームワークのほうが一歩先を行っていますが、今後のバージョンアップで.NETとの統合も実現していくと聞いています。幅広く活用できると期待しています」(高橋氏)。
 実は、「PowerBuilder」は実績も多く、多くの企業やパッケージソフトの開発ツールとして利用されている。Web全盛の現在では、脚光を浴びてはいないものの、着実に実績を積み上げているのだ。
 さらに、「PowerBuilder」の利点は保守性の高さにもある。誰もが使えるスクリプトを読み解けば、どのような処理を行っているのか把握するのは容易だ。また、最新バージョンでも過去のバージョンの命令を用意してあるため、マイグレーションもスムーズに行えるというメリットもある。
 「開発ツールのバージョンアップに伴い、命令がなくなるということはまれではありません。しかし、その命令を使っていたら、マイグレーションは非常に困難です。"PowerBuilder"に関しては、そのような思いをしたことはありません。これは非常にありがたい機能です」(高橋氏)。
 例えば、会計基準や法律の改正などで「ほのぼの」シリーズの改変は多い。しかも、規則が変わっても具体的にどこをどうすればいいのかといった情報が出てくるのは、遅いケースが多い。法律の施行は決まっているので、リリースまでの開発期間はごく短いものになる。そういうケースでも生産性・保守性の高い「PowerBuilder」の優位性が生きているというのだ。
 高橋氏に「以前の開発環境に戻すといわれたら」という質問をぶつけたところ、「とても対応できないでしょう」という答えが返ってきた。NDソフトウェアにとって、「PowerBuilder」は欠かせない開発ツールになっているということがわかる。

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