導入事例/実績

「Appeon for PowerBuilderでWebアプリケーションを容易に作成」 NDソフトウェア株式会社の事例

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全国14,500ユーザーを超えるユーザを抱えるNDソフトウェア。今回、システム部・課長の高橋浩氏に話を聞いた。

NDソフトウェア株式会社:
山形県に本社を置き、介護・福祉・医療分野の業務パッケージソフトウェアの開発や販売、運用サポートを中心に展開している。同社のパッケージソフトウェアは、業務の省力化、円滑化を支えるものとして多くの施設に導入が進んでおり、全国14,500ユーザー(※2011/9末当社調べ)を超える導入実績がある。



「PowerBuilder」で開発してきたNDソフトウェア。「PowerBuilder」だけでは難しいアプリケーションのWeb化を「Appeon for PowerBuilder」で可能にした。



・PowerBuilderで開発生産性を大幅に向上

 NDソフトウェアでは、高齢者施設・障害者施設・保育園などの福祉サービス事業を支援するトータルソリューション「ほのぼの」シリーズを開発している。
 「ほのぼの」シリーズとは、財務会計や給与管理といった基幹系業務だけではなく、措置費請求や勤務表など福祉施設業務を支援するパッケージ製品だ。  NDソフトウェアでは、「ほのぼの」シリーズの開発に、「PowerBuilder」を採用している。「PowerBuilder」は、生産性が高く、少人数・短期間で開発を進めることができる開発ツールであるため、現在では「ほのぼの」シリーズの開発になくてはならないものとなっている。

・アプリケーションのWeb化がトレンドに

NDソフトウェア株式会社高橋浩氏

システム部
課長 高橋浩氏

 現在のアプリケーション業界では、Webアプリケーションの可能性が注目され、多くのベンダーがWebアプリケーション開発に取り組んでいる。その結果、グループウェアや基幹システムをはじめ、多くのアプリケーションがWeb化され始めている。Webアプリケーションが注目されるには、理由がある。まず、クライアントPCにソフトウェアをインストールする必要がなく、Webブラウザがあればすぐに利用できるので、パソコンのOSに依存しない。また、バージョンアップの際にサーバー側だけで処理できるという点も、大きなメリットだ。このように、アプリケーションをWeb化すれば、運用・保守にかかる工数を削減でき、システムをシンプルにすることができるという点から、Webアプリケーションを求める声は年々高まってきている。将来を見越して業務アプリケーションをWeb化していこうとする潮流は、今後ますます加速していくことだろう。
 当然、「ほのぼの」シリーズもクライアント・サーバー型のシステムではなく、Web化を目指すことになるはずだ。しかし、ここで大きな問題があった。「PowerBuilder」は、Webアプリケーションを開発することができないのだ。
「Web化を推進するため、"PowerBuilder"を使って開発してきた人たちがほかの言語に移行しているケースもあるようです。しかし、Webアプリケーションを作成する開発ツールは敷居が高く、"PowerBuilder"で開発していたときと比べて、生産性が低下しているという話もよく耳にします」と、システム部・課長の高橋浩氏は説明する。
 Webアプリケーションを開発するには、JAVAや.NETといったフレームワークが使われることが多い。しかし、これらの開発環境は、習得に時間がかかるほか、開発工数も多くなる。アプリケーションのWeb化をきっかけにして、新たな課題が問題視され始めているのだ。
 「案件の中にWeb化を求める要件が増えてきているのは事実なので、"「ほのぼの」シリーズ"のWeb化は避けられない状況となっていました。しかし当社には、JAVAや.NETの技術者がいない上、たとえ技術者を雇ったとしても、どれくらいの工数がかかるか見込めません。このときは非常に頭を悩ませました」と高橋氏は当時を振り返る。
 「ほのぼの」シリーズのWeb化は避けられないが、開発のために使える時間はほとんどない。そこで同社は、「PowerBuilder」で培ったノウハウや資産を最大限生かし、生産性も落とさない方法を模索することにした。「PowerBuilder」のWeb化に関する情報を収集し、サードパーティーから提供されているソリューションを調査した結果、ついにAppeon Corporationが提供している「Appeon for PowerBuilder」と出会った。
 「Appeon for PowerBuilder」は、「PowerBuilder」で開発したクライアント/サーバー型のアプリケーションをWebアプリケーションへ自動的に変換するツールだ。このツールを使う上で、JAVAや.NETなどの知識は必要ない。まさに、NDソフトウェアが求めていたツールである。
「"Appeon for PowerBuilder"を2006年から導入しています。ウィザードで簡単にWeb化できるようになっていて、とても簡単です」と、高橋氏は説明する。


・多少の修正で、簡単にWeb化を実現

 「Appeon for PowerBuilder」は「PowerBuilder」にアドオンでき、「PowerBuilder」からボタン1つで起動する。起動するとウィザードが立ち上がるので、その指示に従って操作するだけで、アプリケーションのWeb化はもちろん、Webサーバーへの公開・配布まで行うことができる。
「Appeon for PowerBuilder」を使えば、「PowerBuilder」で書かれたプログラムをJAVAのプログラムとして書き出すことができる。ただし、機能には制限があり、「PowerBuilder」のすべての機能には対応していない。その場合は、「PowerBuilder」のソースを多少書き直すだけで修正することができる。
 「"Appeon for PowerBuilder"を使って驚いたのは、"PowerBuilder"で開発したアプリケーションとWeb化したアプリケーションを比較した際に、見た目や操作感がほとんど変わらないということです。ユーザー側から見ると、操作しているアプリケーションがWebアプリケーションなのか、クライアント・サーバー型のアプリケーションなのか、わからないと思います」と高橋氏は語る。


・今後は、スマートフォンにも対応予定

 「Appeon for PowerBuilder」は海外製のツールだが、国内ニーズにも対応しつつ、バージョンアップを重ねてきた。アプリケーション自体もローカライズされており、「非常に使いやすいツールになりました」(高橋氏)という。
「以前のバージョンだと、インストーラーを作ることが困難でした。そのため、ファイルを収集してコマンドラインツールを利用し、インストーラーを作成していました。インストーラーを容易に作成できないと、"PowerBuilder"で開発したアプリケーションを販売することが難しくなります。こうした要望をAppeon社に伝えたところ、すぐに新機能として追加してくれました。このように、"Appeon for PowerBuilder"は、国内の要望にもきちんと応えてくれるので、安心して使うことができます」と、高橋氏は語る。
 現在、「Appeon for PowerBuilder」はInternet Explorerのみの対応となっているが、今後のバージョンアップでほかのブラウザにも対応していくという。さらに、スマートフォンへの対応も予定されている。このように、「Appeon for PowerBuilder」を活用することによって、「PowerBuilder」の弱点を補うだけではなく、「PowerBuilder」の活用の幅を大きく広げることができるのだ。
これまでの「PowerBuilder」のノウハウや資産をそのまま活用でき、Webアプリケーションを作成する「Appeon for PowerBuilder」。NDソフトウェアにとって、「PowerBuilder」と「Appeon for PowerBuilder」は欠かせないツールになっている。
 「PowerBuilder」の生産性を生かしつつ、Web化も実現したいという課題を持つ企業にとって「Appeon for PowerBuilder」は、重要なツールとなるだろう。今後の展開にも大きく期待したい。

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