PowerBuilderによるアプリケーション開発は、以下の3つの基本テクノロジーで構成され、さまざまなタイプ、規模のアプリケーション アーキテクチャに柔軟に対応し、他の追従を許さない生産性を提供します。
データウィンドウテクノロジー
データウィンドウとは、データベース アクセスを行うPowerBuilder特有のオブジェクトです。マウス操作のみで作成でき、データ検索/更新時のSQL文を自動生成して、データベースをさまざまな様式で表現できます。
データ検索時には、複数テーブルの結合や選択、検索条件の設定、グループやソート、さらにDBデータ処理に必要なあらゆる項目を設定でき、検索したデータをExcelやテキスト、CSV、SYLK、HTMLなどのデータ形式に変換することも可能です。また、データ更新時には、ユーザ操作により追加/変更されたデータに基づき、データベースを更新するためのUpdate文、Insert Into文、Delete文を自動生成し、DBMSのロックを意識することなくデータベースへの並行アクセスを実現します。このデータウィンドウテクノロジーは、Webにおいても利用可能です。
オブジェクト指向技術
PowerBuilder は、継承、カプセル化、多相性、関数のオーバローディング機能を実装しています。先祖オブジェクトを最適に設計し、この先祖オブジェクトを継承することにより、わずかな作業で共通な機能、処理パターンを持つ複数のオブジェクトを作成できます。 また、ビジネス ルールとプレゼンテーション機能を適切にパーティショニングすることにより、C/S、Web および n-tier 分散アプリケーションでそれらのオブジェクトを再利用でき、生産性を大幅に向上できます。
コンポーネント技術
PowerBuilderでは、NVOオブジェクトからさまざまなコンポーネントを作成するウィザードが提供され、COM/MTS コンポーネント、EAServer コンポーネント、 Web DW コンテナなどを簡単に作成し、EAServerに配布する機能を提供してきました。PowerBuilder11.5では、「アプリケーション サーバ コンポーネント」ターゲットが実装されており、PowerBuilder Application Server Plug-Inを使用することによりWebSphere6.1、WebLogic9.2、およびJBoss4.0.4など市販のJ2EEサーバに配布するコンポーネントを作成できます。
PowerBuilderはすべてのアプリケーション アーキテクチャをサポートすることを目指しています。柔軟なアプリケーション アーキテクチャを実現する機能改善がPowerBuilder11.5でも行われています。
MobiLinkサポート
MobiLinkサポートとは、アプリケーションに組み込まれたSQL AnywhereモバイルDBと遠隔地のエンタプライズDB間でデータベースの同期をとる仕組みで、これによりUnwiredアプリケーションを実現できます。
この機能はPowerBuilder10から提供されていますが、PowerBuilder11から MobiLink機能が、.NETアプリケーションで動作するようにシステムオブジェクトが追加されました。新しいビルドイン オプションは、新しい.NET Windowsフォームアプリケーションをサポートしています。
PBNIによる外部アプリケーションとの相互連携
PowerBuilderでは、さらに外部アプリケーションやコンポーネントと連携するため、PowerBuilderの機能を拡張できるプログラミング インターフェース(PowerBuilder Native Interface)を提供します。PowerBuilder 11.5では、このインターフェースPBNIがさらに使いやすく改善されています。
PowerBuilder11.5では、SQL Server 2008およびOracle 11gのネイティブ・ドライバが新たにサポートされました。データベースの多くの機能に対応しながらも、高い開発効率、及び生産性を提供します。
Oracle11gのネイティブドライバのサポート
PowerBuilder11.5では、Oracle 11gのネイティブインターフェースが新たに追加されました。追加されたドライバ・インターフェースにより、以下の機能がサポートされます。
●セッション プーリング
●接続プーリング
●ロードバランシング
●クライアント結果キャッシュ
●プロキシ経由のクライアント アクセス
●XML Typeデータ型サポート
Microsoft SQL Server 2008のネイティブドライバ サポート
Microsoft SQL Server 2008 の新しい機能をサポートする為、SNC10.0ドライバに対応したインターフェースが提供されます。このネイティブ インターフェースにより、次の機能がサポートされました。
●接続パラメータの追加(Provider、Failover)
●ミラーリング サポート
●新しいデータ タイプ(TIME&DATETIME2、CLR、FILESTREAM)
●T-SQLサポート
SQL Anywhere11.0のミラーリングサポート
SQL Anywhere11.0のミラーリング機能がPowerBuilder11.5でサポートされます。
Informix11.5サポート
Informixの最新バージョンであるInform11.5が、「110」インタフェースを使用した接続でサポートされます。
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