Windows11正式サポート、C/Sからクラウド環境までを網羅するローコード開発向けIDE製品※1のレジェンド
※1…IDE:統合開発環境 (Integrated Development Environment)の略
SAP 版 PowerBuilder は Version 12.6 を最後にそのサポートが終了し、新たに Appeon Inc. が継承して 2017 年 6 月にAppeon PowerBuilder 2017 がリリースされました。
PowerBuilder 2017 は、SAP 社から Appeon 社へと製品開発および販売が委託された最初のバージョンです。
PowerBuilder 2017は、Windows 10 への対応など、最新のクライアント / サーバーシステム環境に対応する統合開発環境 (IDE) として位置づけられ、いくつかの機能強化も施されました。
日本市場においては、2018 年 1 月に PowerBuilder 2017 R2日本語版がリリースされました。さらに、2018 年 9 月には 5 年間の長期サポートが保証されるLTS (Long-Term Support) 版として PowerBuilder 2017 R3 日本語版 (LTS) が登場しました。
また、2021 年 6 月リリースの PowerBuilder 2019 R3 日本語版 (LTS) では、アプリケーションデザインを一新できる機能が追加されるなど、UIデザインがさらに強化されました。
UI Theme
~最新のUIデザイン~
PowerClient
~アプリの自動配布/自動更新~
2024 年 7 月にリリースされた『PowerBuilder 2022 R3 日本語版 (LTS) 』は、クライアント / サーバーシステムやクラウド環境にフレキシブルに対応できる IDE 製品として、DataWindow の使いやすさをそのまま継承するだけでなく、さらに開発生産性を向上させるさまざまな機能強化や機能拡張が施されています。
長期間安定稼働し続けている「確立された業務システム」「使い慣れた業務システム」は、多くの価値を創出して来ました。それだけに、大きな環境変化にも順応していく使命を果たさねばなりません。安易に孤立させ使い古されたままにするのではなく、常に新しい環境に適応させながら蓄えているノウハウを礎に、今後もその能力を本領発揮させる必要があります。PowerBuilder 2022 R3 日本語版 (LTS) は、これまで PowerBuilder で開発された業務システムを発展・成長させるシナリオを大きく支援する上で、いくつもの選択肢を提供してくれます。
システムマイグレーションを確実に行い、お客様の成長を支援し続ける業務システムとして高生産性で開発できるさまざまな機能強化についてご紹介します。
IDE から直接 64bit アプリを実行・デバッグ
PowerBuilder 2022 R3 では IDE は引き続き 32-bit ですが、64-bit アプリケーションを IDE から直接実行またはデバッグできるようになりました。この変更により、検証用に別途 64-bit の環境を用意する必要がなくなるため、アプリケーションの検証・修正がスムーズになり、開発生産性を向上できます。
UI テーマの機能強化
アプリケーションデザインをノンプログラミングでも変更できる UI テーマに新たなテーマが 2 つ追加されました。機能自体も強化され、先祖のウィンドウ/ユーザーオブジェクトのスタイルは追加のスタイル定義を行わなくても子孫ウィンドウ/ユーザーオブジェクトに自動的に適用されます。ユーザーオブジェクトおよびウィンドウ内の同じタイプのコントロールにスタイルを自動的に適用できます。
PDF の機能強化
新しい PDF Builder クラスを使用すると、PDF を保存するだけでなく、結合、ファイルの添付、ドキュメントリンクの作成、入力可能なフォーム、セキュリティ制限の追加など、PDF を実際に操作できるようになります。
グラフデザインの最新化
新しいスタイルのグラフはよりフラットでモダンなデザインになっただけでなく、線をより滑らかにし、ギザギザとしたエッジが排除されました。2D スタイルの棒グラフとヒストグラムの値軸の実線と凡例の境界線が削除されより洗練されたグラフの作成が可能です。
PowerBuilder 2022 R3 日本語版 (LTS) は、サブスクリプションライセンスでの提供となります。サブスクリプションライセンスの価格やPowerBuilder 2022 R3 日本語版 (LTS) のサポート環境については下記ページをご参照ください。また、製品を評価してみたい方には申請から 30 日間無料試用が可能なトライアル版が提供されています。
PowerServerはクラウド環境への扉を開く画期的なツールです。PowerServer 2022 R3 日本語版 (LTS) は PowerBuilder で開発したアプリケーションをインストール可能なクラウドアプリとして構築できる製品にリニューアルされました。PowerServer 2022 R3 日本語版 (LTS) を使用すれば、最小限の労力でアプリケーションの一斉配布・一元管理・自動更新が可能になり、運用の手間やコストの削減します。また、DB アクセス機能は Web API 化されてサーバー側で実行されるため、エンドユーザーは直接 DB へアクセスできなくなり、より堅牢なシステムを実現します。
InfoMaker はデータウィンドウ機能を備えた強力なレポート作成ツールです。あなたは、InfoMaker 2022 R3 日本語版 (LTS) を使うプロセスで「欲しいと思うレポートやフォーム」が、面白いように具体的なイメージとなって脳裏に浮かぶのを実感しながら作成することでしょう。そして、描いた通りに迅速に「欲しい結果(情報)」へたどり着くに違いありません。
PowerBuilder 2022 R3 日本語版のリリースに伴い、7月に大阪・東京にて PowerBuilder 2022 R3 日本語版のリリースセミナーを開催いたします。
この度のセミナーでは、Appeon社CEO Armeen Mazda 氏を招聘し、PowerBuilder 2022 R3 で実装された新機能や拡張された機能、今後のロードマップなどについてお話しいただく予定です。また、実際にPowerBuilder 2022 R3 日本語版の新機能、新仕様となって生まれ変わるPowerServer 2022 R3 日本語版の製品デモンストレーションを実施させていただく予定ですので、ぜひ会場へお越しいただけましたら幸いです。