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成長

Appeon社のウェブサイトや、当ポータルサイトのリリース情報などをご覧の方は既にご存知かと思いますが、2025年5月7日に PowerBuilder 2025 英語版がリリースされました。

日本市場ではやはり日本語版をご利用のお客様が圧倒的に多く、日本語版は今後リリース予定の 2025 R3 になる予定ですので、ほとんどのお客様は 2025 を実際に使用するタイミングはまだしばらく先になるかと思いますが、英語版でいち早く新機能を試すことは可能ですので、今回のコラムでは改めて PowerBuilder 2025 で強化・追加された主な新機能について、また新機能をご利用する場合の注意点を簡単にご紹介させていただこうと思います。

🚀開発生産性とパフォーマンスの向上

次世代コードエディタの導入
可読性が向上し、直感的な編集が可能になりました。コンテキストに応じたコードアシスタントや、拡張されたシンタックスハイライト機能が開発を支援します。

超高速コンパイラ
従来の PBL ではなく、プレーンテキストのソースファイルから直接コンパイルできるようになり、フルビルドが2~3倍高速化されました。特に大規模なアプリケーションのビルド時間が大幅に短縮されます。

ソース管理との連携強化
PBLの代わりにプレーンテキストのソースファイル(ソリューション形式)を使用することで、Git / SVN などのソース管理システムとの連携がよりスムーズになり、競合解消や変更履歴の追跡が容易になります。

🎨 モダンなUI/UXと操作性の改善

コードレスでのUIモダナイゼーション
コードを書き換えることなく、UI テーマやリボンスタイルメニュー、タブ付き MDI ウィンドウなどのモダンな UI 要素を導入できます。

高DPI対応とマルチモニターサポート
高解像度ディスプレイで、鮮明で応答性の高い UI レンダリングを実現します。またマルチモニター環境でのサポートも強化されています。

🌐 最新技術とクラウドへの対応

REST APIの自動作成
既存の DataWindow やビジネスロジックから REST API を自動でスキャフォールディング(骨組みを自動生成)できる機能が追加され、n 層アプリケーションや Web API の開発が迅速に行えます。

PowerServerによるクラウド展開の強化
既存のクライアント/サーバーアプリケーションをコードレスでデスクトップクラウドアプリとして再コンパイルし、インストール可能なデスクトップクラウドアプリとして展開する機能がさらに強化されています。

この他にも様々な新機能が実装されていますが、すべての新機能については、What’ New (英語) をご参照いただければと思います。また、PowerBuilder 2025 R2、R3 で追加を予定されている機能はAppeon社のロードマップに掲載されていますので、こちらもあわせてご確認ください。

今回、PowerBuilder 2025 の主な新機能をいくつかピックアップしてご紹介させていただきましたが、「超高速コンパイラ」や「ソース管理との連携強化」、「REST APIの自動作成」などの高度な機能については、PowerBuilder Professional 以上のエディションに実装されています。
※PowerServer を使用する場合は PowerBuilder CloudPro が必要です。

アップグレード


もちろん、PowerBuilder Standard をご契約のお客様も 2025 をご利用いただくことはできますが、これらの新機能を使用する場合は Professional 以上のエディションにアップグレードしていただく必要があります。トライアル版では全ての機能がお試しできますので、実装された新機能を是非ご体感いただければと思います。
2025 へマイグレーションを実施される際は、Professional or CloudPro へのアップグレードも是非ご検討ください!!

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