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レガシーとは本来、先祖から受け継いだ『遺産』や『資産』という意味ですが、文脈によって「過去の負の(遺産)」と「未来に良い影響を与える(資産)」のどちらの意味にもなります。

特にIT業界では、古くて新しい技術に対応できない「古いシステム」を指し、経営やデジタルトランスフォーメーションの足かせとなる「負の(遺産)」として使われることが多いようです。

「PowerBuilderはレガシーだ」という言葉を、いまだに耳にすることがあります。しかし、この認識は現代のIT環境においては、もはや過去のものです。現在のPowerBuilderは、かつてのツールとは全く異なる進化を遂げており、新たな価値あるツールとして再評価されるべき存在となっています。

PowerBuilderが全盛期を迎えた1990年代初頭、その生産性の高さは圧倒的でした。GUIアプリケーションの迅速な開発を可能にし、数多くの企業の基幹システム、各種パッケージ製品の開発現場を支えてきました。

ただ、2000年以降から徐々にWebアプリケーションや分散システムの台頭とともに、クライアント・サーバー型アーキテクチャのPowerBuilderは、一見すると時代遅れの存在になってしまったかのように見えてしまったのも事実です。また、全盛期の猛烈な勢いのイメージが、反動的に「PowerBuilderはレガシー」というレッテルを貼られる原因の一つとなっているのかもしれません。

しかし、重要なのは「今も進化しているかどうか」です。止まってしまった技術は確かにレガシーですが、PowerBuilderは進化を止めていません。大昔のPowerBuilderのイメージをお持ちの方は、その認識を少しだけアップデートしてみてはいかがでしょうか。

進化し続けるPowerBuilder


近年、PowerBuilderはAppeon社によって継続的にアップデートされ、以下のような特徴を備えるようになっています。

クラウド対応
 既存のアプリケーションをクラウドに移行しやすい仕組みを提供

REST APIとの連携
 最新のWeb技術やマイクロサービスともシームレスに接続

高い生産性
 ドラッグ&ドロップで高速に画面、帳票開発ができる生産性は今も健在

再評価すべき理由


ここ数年、多くの既存ユーザー様が最新版へのマイグレーションを実施しております。

実務に即した堅牢性
 長年の実績を持つフレームワークゆえ、業務システムに必要な堅牢性・安定性をすでに備えています

既存資産の活用
 多くの企業がすでにPowerBuilderで構築した業務システムを保有しています。ゼロから作り直すのは莫大なコストがかかりますが、最新のPowerBuilderを使えば(資産)を活かしながら段階的なモダナイゼーションが可能です

学習コストの低さ
 PowerBuilderを学ぶ場合、習得は比較的容易です。これは人材確保や育成においても大きな利点となります

 

結論:PowerBuilderはレガシーではない

「レガシー」という言葉は、単に古いという意味ではなく「今後の価値がないもの」を指すことが多いでしょう。しかし、PowerBuilderは今も進化を続け、現代のIT環境にフィットする力を持っています。むしろ、長年の実績に裏打ちされた信頼性と最新技術への適応力を兼ね備えた「新たな価値あるツール」と言うべきです。

今こそ「古いから使えない」という先入観を捨て、PowerBuilderを再評価する時期に来ているのではないでしょうか。

蛇足ながらもう一点。以前からPowerBuilder技術者が少ないということをよく言われますが、逆説的に言えば、他の言語やツールに比べ、それだけ少ない要員で大規模開発が可能であったということも言えるかもしれません。

また、ここ最近のPowerBuilder研修受講者の増加、各種研修コンテンツの閲覧数の増加は、PowerBuilder継続利用の潮流とともに、全国のユーザー様において既存システムのモダナイゼーションや世代交代が進んでいることと認識しております。

Windows10もまもなくサポート期限を迎えます。この機会に是非、PowerBuilder最新版のご検討をお願いいたします。

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