
毎年この時期には「最近多いお問い合わせ」として、気になるお問い合わせを取り上げてご紹介していましたが、今回は継続的にお問い合わせをいただいている「PowerServer」について改めてご紹介したいと思います。
PowerServer については、当ポータルサイトの製品概要ページや、コラム、テクニカルブログなどでご紹介していますので、どのような製品か既にご理解いただいている方も多いと思いますが、まだ PowerBuilder を使用して間もないから概要や導入するメリットがいまいちわからない。といった方や、筆者のように技術的に小難しいことが書いてある記事は読む気にならない。といった方も、もしかしたら少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
そこで今回は PowerServer がどんな製品なのか、導入するメリットはなんなのか。きっと誰でもわかってもらえるよう、簡単に、掻い摘んでご紹介したいと思います。(技術的な話や、詳しい説明は省きますのでご容赦ください)
PowerServer は PowerBuilder で開発したアプリを、インターネット経由でインストールできるクラウドアプリ(Installable Cloud App(ICA))に変換するツールです。
PowerBuilder はデスクトップアプリ(スタンドアロンもしくはクライアント・サーバーアプリ)が開発できますが、開発したアプリはユーザーの PC1台1台に直接インストールして使うのが一般的でした。
しかし、時代は変わり「リモートワークも増えてインストール作業が困難」「社外やリモートワーク先からも安全に使いたい」といった不満や要望が増えてきました。
そこで登場するのが PowerServer !!
これを使うと、これまでの使い慣れたアプリの見た目や操作感はそのままに、インターネット(クラウド)を通じて、いつ、どこからでもアプリをインストールして利用できるシステム(ICA)に生まれ変わらせることができます。
従来のシステムだと、アプリに新機能を追加したりバグを直したりした際、ユーザー全員のパソコンを更新して回る必要があり、システム管理者の大きな負担になっていました。
PowerServer を導入すると、ユーザーがアプリを起動した瞬間に「あ、新しいバージョンがあるな」と自動で判断し、最新の状態にアップデートしてくれます。アプリは一元管理できるので、管理の手間はほぼゼロになります。
リモートワークが定着してきた昨今、アプリのインストール・更新が自動化できるのは大きなメリットの一つと言えると思います。

一般的な「WEB アプリ(ブラウザで動くもの)」に変えようとすると、画面のデザインが崩れたり、操作方法がガラッと変わってユーザーが混乱したりしがちです。例えばファンクションキーを使うアプリの場合、そのままWebアプリに移行するとブラウザによって動作が変わってしまいますので、修正が必要ですし、運用開始前にユーザーへのレクチャーも必要になります。
しかし、PowerServer で作ったアプリは、見た目もスピード感も今までの使い慣れたデスクトップアプリと同じ。
利用するユーザーは、裏側がクラウド化されたことすら気づかないほどスムーズに移行できます。
ユーザーへの再レクチャーも不要なので、すぐに運用開始できます。

これまでは、パソコンから会社のデータベース(顧客情報や売上データなどが入った金庫のようなもの)へ直接アクセスしていました。
PowerServer を使うと、アプリとデータベースの間に「受付窓口(Web API)」が自動で作られます。パソコンは直接データに触れず、この窓口を通さなければいけなくなるため、部外者からの不正アクセスやデータ漏洩のリスクがグッと下がります。
ユーザーのパソコンにデータベースクライアントのインストールも不要になるので、この手間も削減されます。

「今ある使い勝手のいいお気に入りのシステムを、見た目や使いやすさはほとんど変えずに、管理が超カンタンでセキュリティも強い『最新のクラウド対応アプリ』に変身させる魔法のツール」です!
イメージはこんな感じ。(分かりづらかったらすみません。)

データベースアクセス機能はほぼ自動で Web API に変換しますので、非互換修正も最小限!!
説明のために極力わかりやすいように、用途毎にサーバーを設置しています。
※ Webサーバーはアプリの配布用に使うので、ブラウザでアプリが使えるわけではありません。
※ Web APIが動作するサーバーはライセンス認証のために常時インターネット接続が必要です。
今回、改めて簡単に PowerServer についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
お客様の中には「仮想環境を使っているから、あまりメリットを感じられない」といったケースもあるかもしれません。
そんなお客様でも
・ 仮想環境に莫大なライセンス費用や、それを支える高性能なサーバー代(インフラコスト)がかかっている
・ 通信環境によって、画面がカクついたり文字入力が遅れる
・ パソコンに繋いだスキャナなどの周辺機器を認識しない
といったご不満をお持ちではないでしょうか。
もしいずれかに該当する場合は、PowerServer へ移行することでこれらの改善につながる可能性があります!
もちろん、開発は PowerBuilder を使うので、新たに他の言語を学習する必要もなく、開発・メンテナンスも容易!!
申請日から30日間限定にはなりますが、Appeon社からトライアル版も無償で提供されていますので、お試しいただければ幸いです。
今回かなりざっくりとご紹介しましたので、「実際に使ってみたらイメージと違った」といったことがないように、下記の記事でも PowerServer についてもう少し詳しくご紹介していますので、あわせてご参照いただければと思います。
直接ご案内することももちろん可能ですので、ご要望がありましたらお問い合わせフォームより是非お問い合わせください!!